なぜ今、通販で薬を買う人が多いのか

薬局やドラッグストアに行けば、かぜ薬や消毒薬といったものは商品棚に並べられており、直接手にとって購入することができ、通常は特に感染した原因や購入目的なども聞かれることはありません。
ところが、国内ではこうして市販される医薬品は、法律上は「一般用医薬品」とよばれるごく一部の医薬品にとどまっており、比較的効き目が強いとされる「医療用医薬品」とよばれるものは、病院に行って医師の処方を受けなければ、通常は購入することができません。
現在では大手の薬局などが医薬品の通販も行うようになってきていますが、昔よりは範囲が拡がったとはいえ、これも一部の医薬品のみに制限されています。
例えば、バルトレックスは性器ヘルペスという性感染症に特に効き目のある医薬品ですが、やはり産婦人科や泌尿器科の外来を通じて医師の診察を受けないと入手が困難です。
会社の都合で病院に行く時間がないという人、再発なのが明らかなので薬だけあればよいという人など、世の中にはさまざまな事情をもつ人がいますが、日本の医薬品に対する規制は、こうしたニーズに充分に応えるものとはなっていません。
このため、例外的な制度である、海外の業者から少量だけを個人輸入するという方法で、バルトレックスのような医薬品を購入する人も増えつつあります。
海外では日本よりも規制が緩く、バルトレックスのような医薬品であっても気軽に購入することができるほか、バルトレックスのジェネリック医薬品として、より安い価格で出回っている製品が入手できる場合もあります。
このようなことから、特に海外通販という手段で薬を買う人のために、ネット上には専用のサイトなども多く開設されるようになっています。